20代前半、自分の中で“ワインとは何か”を問い続けていた時期の話。
抽象と具体、理屈と感覚のはざまで、哲学が少しずつ形になっていった時間。
長野の畑で出会った生産者との対話、そして憧れの地・スイスでの体験、アルザスのワイナリーで働いていた経験が、自分のワイン観にどんな影響を与えたのか。
今だから話せる、“原点”の続きをお届けします。