
前回に続いて台湾ラジオ放送の風景を旧正月(今年は、2月11日が大晦日で、12日が元旦)の手前に共有させていただいてみました。日本の伝統音楽は「邦楽」であれば台湾は「國樂」があります。中国古典のジャンルであり、日本人にとっては映画や小説などでしか馴染みないかもしれません。「古琴」は「箏(そう)」にあたる日本の「こと」と違い、名曲である「高山流水」はなんと紀元前の春秋時代で作られたのです(日本の「こと」の名前などは結構背景がややこしいので興味のある方はこちらご参照ください:http://chugokugo-script.net/chugoku-bunka/kin.html
各国のラジオを聴くときにそれぞれのコマーシャルを聴き比べるのもまた面白いです。台湾のラジオ局はコーヒー豆も販売しています。更に台湾はいくつかの方言が認められて暮らしの中で使われています。「北京語」のマンダリンよりも「閩南話」の台湾語が本当の台湾人の言葉だと主張される方は多いのです。ただ、残念ながら私の子供時代は政府に禁止されていた言語だったので、聴くのはわかるが自分が上手に喋れないまま、オーストラリアに移住して大人になりました。
今回のオリジナル音源は番組始まって5分経ったところから流れます。どうぞ今回のサウンドスケープ(音の風景)もお楽しみください。
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