
関節を動かすアウターマッスルと、関節を支えるインナーマッスル
筋肉はアウターマッスル(表層筋)とインナーマッスル(深層筋)に大別できます。アウターマッスルは、関節をまたいで付いている筋肉で、関節を動かす役割を持ちます。後者は主に関節周りに付着し、関節の安定性を高める役割を持ちます。
「筋トレをする」というと、胸板や逆三角形などアウターマッスルに焦点を当てがちですが、インナーマッスルも同時に鍛えることで、関節を支え、トレーニング自体のパフォーマンスを向上させることができるため、結果的にアウターマッスルのトレーニングに効果的な筋肉です。
低負荷でインナーマッスルを
インナーマッスルは低負荷で鍛えるのが基本です。関節周りの安定性を高めるために、インナーマッスルを鍛えるわけですが、この安定性を鍛えるためには、小さな負荷でトレーニングを行うことが大切です。なぜなら、重い重量を扱ってトレーニングを行うと、アウターマッスルを動員してしまい、インナーマッスルを効果的に鍛えることができないからです。そのため、低負荷のトレーニングを繰り返し行い、じんわりと攻めていくのが大切なのです。