
心に響く、静かな物語が始まります。
第14回は、一之宮エリアを担当するヒダテン!一之宮かぐらのCV声優・小椋美織さんが、2週連続で登場!そして今回から2話構成でお届けするボイスドラマは――
「最後の鉄道員(ぽっぽや)」前編
舞台は、1985年、無人駅化された飛騨一ノ宮駅。この年、日本は大きな転換点にありました。電電公社と専売公社が民営化され、NTTとJTが誕生。そして2年後、国鉄も民営化され、現在のJRへと移行していきます。
そんな変化の波の中、一人駅に残された駅長・ミオリ(CV:小椋美織)。彼女の前に現れたのは、高山市街地の高校へ通う少女・ルナ。ルナは、久々野から一人、電車に乗って通ってくる女子高生でした。
年の離れたふたりが、駅のホームで紡ぎはじめる小さな交流。
それは、時代の流れに取り残された場所で芽生える、静かで不思議な“友情”のはじまりでした