
主よ あなたは私を探り、 知っておられます
あなたは、私の座るのも立つのも知っておられ 遠くから私の思いを読み取られます。
あなたは私が歩くのも伏すのも見守り 私の道のすべてを知りぬいておられます。
ことばが私の舌にのぼる前に なんと主よ あなたはそのすべてを知っておられます。
あなたは前からうしろから私を取り囲み 御手を私の上に置かれました
そのような知識は私にとって あまりにも不思議 あまりにも高くて 及びもつきません。
詩篇139 1-6節
人が根源的に求めるのは、喜びだけでなく苦しみ、葛藤、生まれてから今日にいたるまでの歩みといった自分のすべてを知り尽くす他者の存在ではないかと思います。聖書は、それが神だと語っています。この神は遥か高みにいる非人格的な存在ではなく、一人一人を個人的に深く知り、個人的に関わりをもち、語り掛け、励ます神です。孤独を感じることがあっても、神は必ず誰よりも傍にいて、決して離れ得ないと聖書は伝えています。