
トム・ホランド監督のヴァンパイア映画『フライトナイト』(1985)は、意図的か意図的でないかはともかく、クィア表現がみられる映画といわれています。どんなところにその要素が感じられるのか、また、80年代、AIDSパニック真っ只中のアメリカで、そうした表現を用いた映画が作られたのはなぜかといった視点で、本作を改めて捉えなおしてみました。インド映画事情のコーナーは、反ボリウッドの騎手、アグニホトリ監督について。キャンセルカルチャーに遭った監督が今どのように受けとめられているのか、インドの社会情勢と照らし合わせて竹美さんが解説します。