三百六十五分の七。 桜の花を愛でられるのは、七日間。 六歌仙の一人、平安美女が詠んだように、花の盛りはいたずらに儚い。 花一時人一盛り、なんて言うのよね。 なんて、惨い言葉なのかしら。 女性にとって。 盛りだけが美しいわけじゃない。 秋は夕暮れて 冬はつとめて どの季節にも、 最も美しいときは存在する。 それを言葉に出して、 伝えられないもどかしさ。 (CV:桑木栄美里)