今回はオカの選書。平野啓一郎氏の長編小説『本心』を紹介していきます。
舞台は2040年代の日本。この近未来社会では、「自由死」が合法化され、個人が自分の死の時期を選ぶことができるようになっている。主人公は半年前に事故で亡くした母親のAIによる再現(VF:ヴァーチャル・フィギュア)を作製する。
・人には一貫性がある?ない?
・その人らしさは人間関係から生まれていく
・死に近い人に接する中でconが感じていること
・物語から死を考えるということ