
Step 79針 - 先週はスーツの副資材の中でも、糸とゆき綿についてお話しました。後半では毛芯について深掘りをお届けします。
目的と手段に分けると、スーツにおける毛芯は手段であり、その先にある目的を理解することが、毛芯を理解することにも繋がります。
今週も職人目線のアカデミックな内容をぜひお楽しみ下さい。
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🎙️この番組は、ビスポークメーカーの2人が、製造業の背景を紐解きながら、職人の葛藤や技術とファッション、時に笑いを追求するトークコンテンツです。
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小林 晃太
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【 専門用語集 】
︎ ︎ ◾︎ 毛芯(けじん)
→ ジャケットの表地と裏地の間に据えられている副資材。
張りとドレープ併せ持ち、テーラード製品に必要な立体感を演出します。
”作り毛芯”や”出来芯”と呼ぶ作り方や、構成する素材においてもバス芯やフェルト芯など、作り手の個性が詰まる資材と言えます。
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︎ ◾︎ BESPOKE:ビスポーク
→ 和製英語のフルオーダーと同義語。英語圏での標準語。
お客様の体型や足型、ご要望を踏まえた型紙や木型の設計からワンオフ(一点物)で製作する注文紳士服、または注文靴。
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◾︎ MTM(Made To Measure)
→ イージーオーダー・パターンオーダーと同義語。英語圏での標準語。
既存の型紙をモデファイして製作する注文紳士服。縫製工場を活用し、あらかじめ決められたルールに乗っ取り生産するオーダー領域。
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◼︎ MTO(Meade To Order):エム・ティ・オー
→ 主に靴業界で使用する言葉で、和製英語のパターンオーダーと同義語。英語圏での標準語。
既存の木型を使用し、あらかじめ用意された選択肢を組み合わせて製作するプロダクト。
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