
今回は小林正観氏の著書『人に優しく、自分に甘く』をご紹介します 。この本は「もっと頑張れ」という自己啓発とは真逆のアプローチで、力を抜いて人生を楽にするためのユニークな視点を提供します 。核となる考え方は「人生は生まれる前に自分で書いたシナリオ通りに進んでいる」というもの 。そのため、過去や未来を憂うのではなく、「今、目の前のこと」に心を込める(念)だけで良いと説きます 。具体的な行動としては、不平不満をやめ、人からの「頼まれ事」を淡々とこなしていくこと 。そうすることで競争から解放され、敵がいない「無敵」の状態 に至り、自分の天命にも気づけるといいます 。幸せは手に入れるものではなく、今この瞬間に「感じる」もの 。必要なのは、自分の「ものの見方」を変えることだけ 。頑張りすぎて疲れた心にスーッと染み入る一冊です。