<第12回>レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-
監督:ジョン・ウー
主演 トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー 他
公開:2009年
~あらすじ~
2000隻もの軍艦を率いる曹操のもと、孫権の妹である尚香は男装して侵入していた。曹操軍に疫病が蔓延していることを知った彼女は、その事実を伝書鳩に託して孔明に伝える。残虐非道な曹操は、疫病で亡くなった兵士たちの死体を船に積み、連合軍のいる彼岸へと流していった。その一方、軍の士気を高めるために蹴鞠の大会も催して、そこで活躍する兵士を昇進させる。曹操の非道さに憤る周瑜たち連合軍は憤るが、傷ついた兵士と疫病を目の当たりにした劉備は撤退を決意する。それでも、孔明は周瑜とともに戦地に残る。
cinema12
<観賞後記>
パート1同様、なかなか楽しめました。
ジョン・ウーらしい
エンターテイメント作品に仕上がってます。
「三国志」を題材にしているけども、
この作品の「三国志」はジョン・ウー独自のもの。
史実をこのように大胆にアレンジしてしまう手法は
もっと多くの日本の監督に見習って欲しいものです。
騙すなら徹底的に騙すくらいの
気構えで作ってくれればいいのに、
なぜ、日本では出来ないのか?
映画もエンターテイメント。
観客を気持ちよく騙して欲しいもの。
学者気取りの、庶民の娯楽を理解しない
映画批評家が幅を利かしているのが、
それが妨げになっているのか?
その辺は、自分にはわからないが。
今回の作品は、
自分としては全体楽しめたが、
前半を楽しめた人と、
後半を楽しめた人と分かれるよう。
前半は主に、知略戦略などと人間模様を描いて
戦闘シーンは特に無い。
後半は、思いきり赤壁の戦いの
戦闘シーンが描かれている。
そしてその中に現代に通じる
ジョン・ウーのメッセージが描かれている。
おそらく、異なった文化の人にも伝わるように
わかりやすく描いているのだろう。
まぁ、あまり細かい事を言わずに
楽しむ映画です。
オススメ度 ☆☆☆☆☆☆(71点)
(D)