
みなさま、こんにちは。「いとへん」オーナーの鯵坂です。
いとへんは、大阪・梅田のほど近くにある、ギャラリー・カフェ・書籍販売の複合施設です。このPodcastでは、いとへんで開催される展示や、そこに関わる作家の声をお届けしています。
第2回となる今回は、画家・廣田くみこさんの展示をご紹介します。
廣田さんは、長く絵から離れていた時期を経て、2017年より制作を再開。はじめは人物を描いていましたが、近年は抽象的なドローイングへと変化しています。その変化も、また「ひと」を描くための時間なのかもしれません。
今回の展示は、2025年2月に東京で開催された個展の巡回展です。ただ、巡回といっても新作の発表も予定されており、大阪での展示に向けた新たな挑戦が感じられます。
展示期間中には、京都在住の料理家・sisiさんによるフード出店もあります。展示のイメージから着想を得た「おにわのご飯」。目で見て、舌で味わうひとときとなればと考えています。
また、メインビジュアルの絵を布地にして、服作家・山田衣(やまでんごろも)さんにスカートを制作していただきました。服への展開を思い描いていたところ、長年服作りを続ける山田さんとの出会いがあり、今回の受注制作へとつながりました。
額縁は木工職人・熊象の仕事場さんに依頼。作品との調和を大切にしながら、素材の持ち味を生かした一点を仕立ててくださいました。
それでは、廣田さんの制作のこと、そして絵に向き合う日々について、じっくりと伺ってまいります。