
<女性・30代前半・プロダクトマーケティング職>
いわゆるメガベンチャーに勤めて5年。昨年は新機能の立ち上げを連投で担い、深夜対応や休日のユーザー取材もこなして燃え尽き気味でした。残業時間が急激に増えたこともあり、人事面談で「長時間労働を是正しよう」と合意し、今年は“業務時間内で成果を出す”方針に切り替えました。残業は月20時間以下、会議は出席必須のもの以外は辞退、Slack・メールは20時以降は翌朝返信に。KPI(リード創出・有料転換率)は計画比100~105%で達成しています。
ところが半期レビューで上長からは「最近、熱量が伝わらない」「スコープ外の貢献が薄い」と評価を落とされ、ボーナス係数も下がりました。会社としてはまだまだベンチャー気質で、スコープ外の提案や勉強会も“自発的”としつつ実際はやらないと評価されないがある状態。若手や他チームからも「最近ドライだよね」と言われます。
私は手を抜いているつもりはなく、むしろ集中して成果を出しています。ただ、境界線を引いた瞬間に、評価軸が“成果”から“熱量の演出”へとすり替わった感覚が拭えません。健康と私生活を守るための線引きが、キャリアの減点につながるなら、私は何を優先すべきでしょうか。このままやり過ごすのか、もう一度火を燃やすのか、あるいは環境を変えるのか、判断がつきません。