
<女性・30代前半・大学職員(学生支援)>私立大学の学生支援センターに勤務して8年目になります。窓口や個別相談を通じて、就職活動や学生生活、時には家庭やメンタルに関わる相談も受けています。学生が少しずつ変化していく姿を見るのが何よりのやりがいです。しかしここ数年、相談件数が急増し、しかも内容が複雑化しています。発達障害のある学生や、孤立感を訴える留学生、精神疾患の診断を受けている学生など、専門性が求められるケースが増えています。それでも現場には臨床心理士や医療との連携体制がなく、支援職の正職員は3名。日々、対応に追われています。職場には「残業してでも対応しなければ」という空気があり、相談が長引いて夜遅くまで帰れないことも多々あります。先輩職員たちは長年このやり方を続けてきた人ばかりで、「疲れた」「変えたい」と言い出せる雰囲気はありません。ふと自分自身のキャリアについて考えたとき、「私はこの先どう成長していくのか?」「このまま定年までここにいて、どんな支援者になるのか?」という問いが浮かびました。人の人生を支える仕事に就いているけれど、自分の人生にふと疑問を感じ、モヤモヤが募っています。