
<男性・30代半ば・起業準備中(前職:大手人材会社)>
30代半ば、大手人材系企業で10年以上勤めたあと、「地域の中小企業と若者をつなぐキャリア支援事業」を立ち上げようと退職しました。会社員時代から温めていた構想で、地方の企業訪問や行政とのネットワークづくりなど、少しずつ動き始めています。
ただ、思っていた以上に「一人でやる」ことの重さを感じています。資金調達もままならず、ピッチイベントに出ても競合との差別化に悩み、フィードバックも抽象的でどう活かしていいのかわかりません。相談相手もなく、自宅で一人、プレゼン資料を作り直す日々です。
周囲の友人たちは、結婚・昇進・育児と社会的な安定を手に入れていて、飲み会に出るたび「で、ちゃんと食えてるの?」「まだ夢追ってるの?」と心配されるのがしんどくなってきました。家族からも「そろそろ正社員に戻ったら?」と心配されています。
本当は、「誰かの人生に伴走できるような仕事がしたい」という想いがあったはずなのに、気づけば見返したいとか成功しなきゃといった焦りばかりが募っています。今の自分が本当にやりたいことなのか、自信を持てずにいます。