みなさん、こんにちは。今回もよろしくお願いします。
取り上げるのは、映画『チェンソーマン レゼ篇』です。2025年9月19日に公開された初日に、さっそく観てきました!
よかったけれど...!
いや、すごかった。本当に質が高いんですよ。アニメ化や映画化という点では100点満点といっていいほどのクオリティ。ただ、なぜか自分の中ではいまいち乗り切れなかった……。不思議な感想になりました。
大絶賛とまではいえず、どこかモヤモヤが残ったんです。でも前提として「面白かった」のは間違いありません。
完成度は高いし、楽しめました。ただ、諸手を挙げて称賛する感じではなかった。その理由を考えてみました。
よかった点
まずはやっぱりバトルシーン。これは最高でしたね。圧倒されました。最近『鬼滅の刃』を観ましたが、『鬼滅』とはまた違うベクトルの質の高さで、めちゃくちゃかっこよかったです。
なぜ乗り切れなかったのか?
いくつか仮説を立ててみました。
1. テーマが合わなかった?
今回の物語は、デンジくんの脳内では三角関係がテーマ。だけど、僕自身がそのテーマにあまり興味を持てなかったのかもしれません。前半の青春ラブストーリー部分は、どうしてもテンポが遅く感じました。
これは人生のタイミングも関係している気がします。もし16歳くらいの時に観ていたら「わかる!」と共感できて、もっと楽しめたかもしれません。でも今の自分には「早くバトルが見たい!」という気持ちが勝ってしまった。
2. 漫画の読み方との違い
私自身、漫画を読むときは自分のペースでサクサク進めてしまうんです。飛ばし読みしていた部分があったのかもしれません。映画を観終わってから原作を読み返したら「やっぱり完璧だ」と思ったんです。原作に忠実で、アニメーションとしてもうまく作られているのに、なぜかテンポが遅く感じた……本当に不思議でした。
3. 恋愛パートをギャグと捉えていた?
もしかすると、僕は恋愛パートをギャグ的に受け取っていたのかもしれません。だからこそ、それを真面目に、丁寧に描かれたことで「テンポが遅い」と感じてしまったのかも。
監督との解釈の不一致
予告編でも「今回は三角関係の物語ですよ」という見せ方をしていました。製作側が意図したラブストーリーはしっかり描かれていた。でも、自分の期待していたものとは違った。そこでズレが生じたのかなと思います。
興行収入について
公開初日の観客動員数は27.2万人、興行収入は4.2億円。すごいスタートです。映画館も満席でしたし、期待値はかなり高かったですね。
僕の予想では最終的に興収50億円くらいになるんじゃないかと。ただ、『鬼滅』のように老若男女を巻き込むファミリー向けではなく、『チェンソーマン』はアニメ・漫画好きに特化している作品。観客層が違うので、その辺りが伸びの限界になりそうです。
親やカップルと見に行くのは要注意!
強調しておきたいのはここです。親や付き合いたてのカップルと観に行くのはおすすめしません。ちょっと気まずいシーンがあります。
なので、一人でこっそり観に行くのが正解だと思います。
まとめ
感想としては複雑ですが、映画のクオリティは間違いなく高い。バトルシーンだけでも観る価値がありますし、全体としても上質な作品でした。
これから先の展開も楽しみです。次も映画なのか、アニメなのか。動員数を見る限り、続編は期待できそうですね。
本日もありがとうございました!
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