第2章 身体を愛する③|老いの捉え方:新たな自分へ Ep.87
自分にやさしくするラジオ
第2章 身体を愛する③|老いの捉え方:新たな自分へ Ep.87
多くの方が「老い」と聞くと、不安や寂しさ、あるいは避けたい言葉 という感情を抱くかもしれません。私もかつて「老い」は終わりに近づく言葉だと感じていました。最近80代、90代の友人たちとの交流を通して見出した「新たな自分への変化」 について考えていきます。老いは減る(喪失)ことではなく、深まること として捉えられるか。本エピソードでは、フランスの哲学者、アンリ・ベルクソン の言葉を手がかりに、私たちが生きる「時間」の捉え方を根本から見直します。
真の時間と持続の哲学: 私たちの多くが時計の針 やカレンダー 上の出来事として扱う時間に対し、ベルクソンは「真の時間とは私たちが生きる持続である」と述べました。時間の流れは数字ではなく、感じられる流れそのもの、速さではなく深さで生きる時間への移行なのです。
身体のサインを理解する: 年を重ねて体の反応がゆっくりになったり、体力が落ちたり、思考の速度が若かった頃のようにいかなくなったりする変化 は、喪失ではありません。これは体が新しい時間のリズムに同調し始めている重要なサイン です。
老いは成熟と統合: ベルクソンは、老いを時間 の流れをより純粋に感じるための成熟 であると捉えます。変化を拒むと苦しくなるのは、流れるはずの川を堰き止めようとしているから。老いとは、過去、現在、未来が溶け合い流れる時間の一つの運動、そして統合 です。
再生成の始まり: 老いは終わりの始まりではなく、再生成の始まり です。私たちは何かを成し遂げた時だけでなく、ただBE(存在) であることに本質的な美しさがあります。
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不安や恐れから解放されて平和を感じたい。自分を好きになりたい。傷ついたと感じている自分を癒したい。家族、社会、そして最も大切な自分との人間関係を安らぎのあるものにしたい。しなやかな筋肉のようなこころを目指し自分にやさしくする練習をリスナーと共に声で綴ります。
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