
◆要約
今回は「セルフメディケーション」をテーマに、その認知度や制度的背景、そして今後の課題について議論しました。セルフメディケーションはWHOの定義にある「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」が概念だが、日本では国民皆保険制度のもと「まず病院に行く」文化が根強い。2017年にはセルフメディケーション税制も導入されたが、対象が限定的なOTC薬に限られるなど普及は限定的であり、「日本版セルフメディケーション」はどうあるべきなどについて考えてみました。
◆今回のトピック
セルフメディケーションの定義とWHOの考え方
日本における認知度の現状と調査の偏り
セルフメディケーション税制(2017年開始)の仕組みと課題
医療アクセスの良さと「まず病院へ」という文化的背景
薬剤師・ドラッグストアの役割、OTC類似薬の活用可能性
日本版セルフメディケーションのビジョン策定の必要性
◆参照情報
・セルフメディケーション税制を知っていますか!?
~平成29年1月から特定の医薬品購入に対する新しい税制が始まります~
https://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/2016/12_03.html
・“健康は自分で守る”という考え、まだ遠く。医療費増加時代に見えた「セルフメディケーション」の認知率28.5%の現実
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000153690.html
・生活者15万人調査から見えたセルフメディケーション税制 対象製品の拡大により、セルメ税制の利用意向は過去最高の高さに
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000071812.html?utm_source=chatgpt.com