
◆要約
今回のテーマは「エイジフレンドリーな社会」について。高齢化が進む現代において、年齢に優しい社会のあり方が注目されています。エイジフレンドリーとは単に高齢者を支援するのではなく、高齢者が社会のリソースとして活躍できる仕組みを整えることを指します。WHOの提唱する概念をもとに、年齢による社会的な隔たりをなくし、全世代が共存しやすい環境づくりが求められています。具体的には、バリアフリーな都市設計、交通や住居の整備、社会参加の機会提供など、物理的・社会的・心理的な面から包括的にサポートすることが重要です。また、認知症に優しい「ディメンチアフレンドリー」や、病気を抱える人に配慮した「ディジーズフレンドリー」などの概念も必要と思い、より包括的な社会のあり方について考えていっています。
◆今回のトピック
◆参照情報
・Global age-friendly cities: a guide
https://www.who.int/publications/i/item/9789241547307
・Dementia Friendly Care
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34429678/
・認知症の人にもやさしいデザインについて
https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/dementia/health/00/04/ninntichoudesign/3-040106.html