
誰に向かってのエッセイだったのだろう
10年前のエッセイだが、もっともっと昔のような気がする
今は、人と何かを作り上げるということはない。
自分の世界で事足りている。
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町作り人作り
武田信玄の軍略をまとめた「甲陽軍鑑」の中に「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」と有名な言葉があります。攻撃手段としての或いは防衛手段としての城や石垣や堀の役割があります。しかし、これらはすべてただの道具に過ぎないのです。この道具を有効に最大限に活用するのは人の力です。有象無象の集まりでは、立派な道具が泣いてしまうのです。
私たちが推し進めているNPO法人小羊の里も二期目となりました。少しはその思想や事業が具体性を帯び、少しずつだが支援する人々も増えてきたようです。私たちの事業は安心安全な場所作りです。具体的には環境にやさしい化粧品、安心して食べられる野菜、無理なく健康を維持できる体操、この三点セットがお互いを幸せにする大事なポイントです。これが少しずつ形になってきました。そして、それを提供する場所も福岡市でオープンし、島根県吉賀町でもオープンする予定となっています。この場所がどういう風に発展するのかは今からの楽しみでもあります。
さて、この町作り、それは人作りでもあります。町を作るには、その狙いが必要です。構想、計画、行動も必要です。そのひとつひとつを実現するには人の力が必要となってきます。人がその狙いを理解し、それにそって構想を練り、計画し行動していくのです。その時にやっと町らしきものの一片が見えてくるのです。
私たちの小羊の里は、みんなが夢を持ち、それぞれに協力しながら、みんなの夢実現のために前に進んでおります。どうかこれからも応援の程よろしくお願い致します。
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ビジョン無き民は滅びると言われるが、
今は、自分のライフワークに取り組むだけである。
それも亦愉しからずやです。