茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園のあたりには、青塚村、大塚村、二亦村の三つの村があって、沢田千軒といわれたぐらいたくさんの家が建ち、たいそう栄えていました。ところが400年前の江戸時代に75日間も東北の大風が吹きつづき、家屋は倒壊したり砂に吹き埋められたため、三つの村の人々は三分し、大塚村から前浜へ、二亦村・青塚村から馬渡、横道坪へ移り住んだという伝説があるのです。