
【Episodio62】今回はドラマ『小さい頃は、神様がいて』について、徒然なるままに語らいます。
※※ 全体的に多めに1話のネタバレを含みますのでご注意ください ※※
おとぼけマッチョよ加害性に気づいてくれ/テレパシーを信じる女性たちは自分自身も苦しめている/なぜ渉はふりかけ会社勤務の設定なのか/ユーミンが象徴するもの/ジブリ版魔女宅のどんなところを踏まえた物語になっている?
===
『小さい頃は、神様がいて』(2025年放送、日本)
【ざっくり内容&ドラマのみどころ】
ふりかけなどをつくる食品会社に勤める小倉渉には、妻と二人の子供がいる。子供のうちの一人はすでに独立しており、もう一人の子供は大学生。
特別金持ちというわけでもないが、ゆったりとしたつくりのレトロなマンションでの暮らしも、家族や近隣住民との仲も悪くなく、自分はそこそこいい感じに暮らしている、と感じていた。
しかし、渉の妻のあんはそうではなかった。子育てのためにバリバリ活躍していたにもかかわらずフルタイムの仕事をやめなければならなかったことにも、家事・子育てともに「あくまで自分は手伝い」と言いたげにゆるゆる参画する夫のスタンスにも、腹が立っている。あんの支えとなっているのは、子供たちが幼いころに渉と交わした「二人目の子供が20歳になったら離婚する」という約束。渉は、あの約束は口が滑ってしてしまったもので、今では無効だと思っているようだが…。
一部の登場人物が持つ昔のドラマ風のおおらさな雰囲気と、今の時代のシビアな現実描写が同居する、独特のバランスが味わい深い。
小倉渉役は北村有起哉、小倉あん役は仲間由紀恵。
脚本は岡田惠和。演出は酒井麻衣、佐伯竜一。
===□公式ウェブサイト https://www.fujitv.co.jp/chiikami2025/
□ラジオ内で言及した作品など
1・映画『本気のしるし』 https://www.nagoyatv.com/honki/
2・ドラマ『拾われた男』 https://disneyplus.disney.co.jp/program/lost_man_found
3・ドラマ『前科者‐新米保護司・阿川佳代』 https://fod.fujitv.co.jp/title/900e/
4・映画『前科者』 https://eiga.com/movie/95031/
5・ドキュメンタリー映画『妖怪の孫』 https://www.tvu.co.jp/movie/2023_youkai_mago_movie/
6・小説『魔女の宅急便』 https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=87
7・アプリ『be real』 https://bereal.com/ja/
8・ドラマ『東京ラブストーリー』 https://fod.fujitv.co.jp/title/4191/
9・書籍『ネット右翼になった父』 https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000374265
10・書籍『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで』 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309254326/
11・漫画『1122 五代夫婦の場合』 https://comic-days.com/episode/2550912965566103251
12・映画『ブルーバレンタイン』 https://eiga.com/movie/55894/
13・ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』 https://www.ktv.jp/mameo/
14・LGBTQ監修『株式会社fair(代表理事 松岡宗嗣)』 https://fairs-fair.org/about/
※ラジオ内で触れた作品等について、けそがブログで補足する可能性があります。 https://queso-samba.hatenablog.com/
もしこの配信が気に入って、もっと続けてほしいと思ってくれた方がいたら、OFUSEというサービスのファンレター機能を使って応援してもらえると、とても助かります。(無理はしないでくださいね!) https://ofuse.me/quesoynovio