先日発表された第171回芥川賞の、受賞作と候補作について、あれこれ読書会をしたので、3つのエピソードに分けて紹介します。
今回は受賞作の『サンショウウオの四十九日』についてです。
【あらすじ】
- 今回のテーマはなんだろう
- 半年に一度のお楽しみ
- 季節感の隔たり
- 選評とか新選考委員とか
- 気楽に、されど背筋を伸ばしてやります
(5:10)
朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』について
- 作品の紹介
- 思索的な小説
- 「死ぬ」とか「意識」ってどういうことだろう
- 自我とか自己同一性とか
- 生きることのグロさを新しい角度から書いてる?
- 揺れ戻しのリズム
- 外の世界を向いてる
- 小説的だし芥川賞っぽいし
- あまりにリアリティの強度が高い
- この小説特有の語りの面白さ
- 病院行ったときにお医者さんが言う言葉
- 心地よさと不安定さ
- 小説だからできる、読めちゃう
- 完成度が高い
- 好みなどを超越して芥川賞をあげざるを得ないだろうな感(いい意味で)
- 実感はともあわないけど、式が成り立っている
- すごいなーって感じ、畏怖
- 新しい世界に出会う機会
- 安心をひっくり返されるハードな読書体験
- 今だからこそ見れた作品かもしれない
- フェアで誠実
- サンショウウオってなぜかオオサンショウウオって言いたくなる
- 読書体験にまつわる余情までお届けします
- 「私は通路」(朝比奈秋の受賞の言葉より)
〇今回紹介した本
朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』
https://www.shinchosha.co.jp/book/355731/
〇メールアドレス
shiawase.teidan@gmail.com