
今回はテレビの世界における「芸人」の立ち位置について、業界黎明期から現代までの変遷を分析していきます。それまでの常識を覆しチャリティー番組の司会をいち早く引き受けた萩本欽一、上方の笑いを牽引していた絶頂期に突如芸能界を引退した上岡龍太郎ら、巨星たちが果たしてきた役割とは? そしてフリオチといった文脈がどんどん簡略化され、"TikTok化"していくテレビというメディアは、どういった未来を導くのか....
■番組概要
毎週木曜日 最新話配信
出演:いとうせいこう、九龍ジョー
作家:竹村武司
ディレクター:中内竜也
プロデューサー:井上陽介(テレビ東京コミュニケーションズ)、柳橋弘紀
※番組内の用語注釈
・02:33【中村ゆうじ】
俳優、タレント。1980年代後半にシティボーイズ、いとうせいこうらと演劇ユニット「ラジカル・ガジベリベンバ・システム」を結成。先鋭的な舞台で、演劇界、お笑い界を席巻した。
・03:31【トニー谷】
1917年生まれ、銀座出身の舞台芸人。毒舌な芸風でラジオ、テレビの司会で人気を博した。
・04:20【大橋巨泉】
1934年生まれ。音楽評論家、放送作家としてキャリアをスタート。1960〜80年代、司会者として「11PM」「クイズダービー」など多くの人気番組に携わった。
・06:37【上岡龍太郎】
1942年生まれ。元漫才師、元タレント。「探偵ナイトスクープ」「鶴瓶上岡パペポTV」など司会者として活躍。2000年に芸能界を引退した。
・07:53【横山パンチ】
上岡龍太郎の旧芸名。1959年にトリオ芸人「漫才トリオ」として大阪でデビュー。
・08:30【EXテレビ】
1990年から放送された深夜番組。大阪版の司会は上岡龍太郎、島田紳助が務めた。「低俗の限界を探る」など数々の実験的な企画を放送。
・08:32【パペポ】
1987年から放送された読売テレビ製作の「鶴瓶上岡パペポTV」笑福亭鶴瓶と上岡龍太郎の2人が、台本・打合せなしで、トークを行う番組。
・09:00【開運!なんでも鑑定団】
1994年からテレビ東京で放送中のバラエティ番組。EXテレビで放送した「家宝鑑定ショー」をルーツとしている。
・14:19【虎の門】
2001年からテレビ朝日で生放送された深夜番組。いとうせいこうが定期的にMCを務め、「うんちく王決定戦」や「しりとり竜王戦」などの企画が人気を博した。
・14:25【たほいや】
1993年からフジテレビで放送された辞書を使用して行うゲーム番組。編集者の川勝正幸やデッツ松田、作詞家の森雪之丞など多くの文化人が出演していた。
・16:16【青島幸男】
1932年生まれ。作家、作詞家、放送作家、タレントなど様々な分野で活躍。1995年から1999年まで東京都知事を務めた。
・17:33【宇川直宏】
現代美術家、VJ、文筆家など。ライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」の代表を務める。
・19:29【シルシルミシル】
2008年からテレビ朝日で放送、くりぃむしちゅーが司会を務めたバラエティ番組。様々な分野の検証や飲食チェーンや食品メーカーの特集企画を行った。