今回、朗読する作品は、岡本かの子『恋愛といふもの』です。
明治から昭和にかけて活躍した小説家、歌人である岡本かの子の随筆。
本随筆において、かの子は始め恋愛を「ロマンチツクな精神慾」であり、同時に厳として「その時期に於ける性慾撰択権内に於ける一つの事業」と主張する。次いで愛別離苦を経験した男女の例をひき、恋愛は不思議なものであるのか、平凡なものであるのかと逡巡する。
出典:青空文庫
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