
2025年2月の寒波は、日本海側を中心に記録的な大雪をもたらしました。特に2月上旬の寒波は「10年に一度」の強さで、新潟県津南町では2月20日時点で積雪360cm、富山県朝日町では平年の5倍以上の降雪が観測されました。寒波が続いた要因は、北極の「極渦」の分裂と偏西風の蛇行にあり、寒気が長期間流れ込みました。
■参考文献
半旬平均 大気の循環・雪氷図表類 | 気象庁
https://www.data.jma.go.jp/cpd/db/diag/db_hist_pen.html
長い寒波 なぜ立て続けに?【専門家に聞く】 | NHKhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20250221/k10014729401000.html
=出演者情報=
■ちーがくん
(地学コンテンツクリエイター/気象予報士)
地学を研究し、発信する大学院生。高校地学で実感した「地学教育の空洞化」を食い止めるために高校3年生で理転し地学専攻へ。大学1年時から発信を開始。月5.5万PVを超えるブログ「ちーがくんと地学の未来を考える」を運営。X(旧Twitter)では地学ニュースの発信に加え、地学図解を投稿。フォロワーは1.5万人を超える。発信の傍ら、大学4年時には気象予報士試験に合格。現在は大学院で気象災害の予測精度向上に関する研究を行っている。
Web:https://spreading-earth-science.com/
X(旧Twitter):@spEarthScience