
福井県勝山市の手取層群北谷層から2021年に見つかったカメの甲羅化石が、国内初のプロアドクス属であると判明しました。この属の化石は世界で2例目で、新種の可能性もあります。化石は保存状態が良好で、甲羅の模様や形状が従来のアドクス属と異なり、形態進化の解明に役立つ貴重な資料とされています。勝山市は恐竜化石発掘地として知られ、今回の発見もその重要性を示す成果の一つです。
■参考文献
カメの甲羅化石、新種の可能性? 国内初のプロアドクス属と判明 | 朝日新聞デジタルhttps://digital.asahi.com/articles/AST1K446TT1KPGJB00BM.html
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■ちーがくん
(地学コンテンツクリエイター/気象予報士)
地学を研究し、発信する大学院生。高校地学で実感した「地学教育の空洞化」を食い止めるために高校3年生で理転し地学専攻へ。大学1年時から発信を開始。月5.5万PVを超えるブログ「ちーがくんと地学の未来を考える」を運営。X(旧Twitter)では地学ニュースの発信に加え、地学図解を投稿。フォロワーは1.5万人を超える。発信の傍ら、大学4年時には気象予報士試験に合格。現在は大学院で気象災害の予測精度向上に関する研究を行っている。
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