
本チャンネル「 #今日発売の気になる新刊 」では、独立書店の店主たちが、新刊情報をくまなくチェックする中で目に留まった「これは!」という一冊を紹介しています。本にまつわるあらゆることを扱う「 #本チャンネル」の看板コンテンツです。本は出会ったときが新刊ですので、ぜひアーカイブもお楽しみください。
【取り扱い書店】
本書はマルジナリア書店、全国の書店でご購入いただけます。
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また、以下のキャンペーンコードを入力いただくと、20%がポイント還元され、番組ステッカーもついてきます。
本チャンネル書店(バリューブックス/オンライン)
https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/8865700768ccf03
キャンペーンコード:TBCUCNM
【書籍について】
ウィル・エルスワース=ジョーンズ:著 毛利嘉孝:翻訳監修『失われたバンクシー』(青幻舎)2,970円(2,700円+税)|2025年8月26日発売
故郷であるイギリス・ブリストルを中心に、世界各地に30年にわたり作品を描いてきたグラフィティ・アートティスト、バンクシー。壁、ドア、歩道、車両など、多種多様な「キャンバス」に描いてきた作品は、一過性というストリートアートの特性に加え、その爆発的な人気ゆえ、今ではそのほとんどが描かれた場所から消え去っています。
本書では、バンクシーの重要作品50点を中心に、なぜ、そしてどのようにして、姿を消したのかの核心に迫ります。清掃員による徹底的な除去から、建造物の解体工事、アートディーラーによる「保護(保管・販売)」を目的とした撤去、他のグラフィティアーティストとの確執による上描き……。作品消滅の背景を、豊富な写真、具体的事例、関係者へのインタビューなどを通して明らかにしていきます。
また、本書の翻訳監修には、バンクシーの活動を初期から注目し続け、『バンクシー アート・テロリスト』『覆面アーティスト バンクシーの正体』(監修)などの書籍を手掛けてきた、毛利嘉孝氏(社会学者、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)が務めます。
バンクシー芸術の本質、作品の金銭的価値、ストリートアート本来の一過性の性質について読者に問いかける、ありそうでなかったバンクシーのガイドブック的一冊です。
ウィル・エルスワース=ジョーンズ/記者
イギリス、サンデー・タイムズ紙主任記者等を歴任。著書『バンクシー 壁に隠れた男の正体(原題 Banksy: the Man Behind the Wall)』(パルコ出版、2020年)は世界8カ国で展開されている。
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【出版社のみなさまへ】
紹介する本は、主にJPROの情報から1ヶ月ほど前に選んでいますが、情報が十分でないと感じています。よろしければぜひ、より早い段階で新刊情報をお寄せください。
https://forms.gle/B7nnBkX5MbfAmM7J8
【動画の目次】
00:00 『失われたバンクシー』
05:43 ジャーナリスティックな眼差しで制作された作品集
07:55 そもそもグラフィティとは
09:21 グラフィティによって社会を風刺するバンクシー
11:44 故郷はイギリスとアメリカの文化の交差点だった港町
15:12 美術史でも例外的な作品が残っていない作家
17:15 「ストリート」の「ファイターズ」
22:11 解体される『ネズミにはいい家が必要だ』
24:32 バンクシー自身が隠した!? 『ジャンクになった作品』
28:26 戦下で失われた『どこにも行けないドア』
【本日のゲスト】
毛利嘉孝/社会学者
専門はメディア・文化研究。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科長教授、音楽学部音楽環境創造科教授。主著に『バンクシー:アート・テロリス ト』(光文社新書)、『ストリートの思想』(日本放送出版協会)など。
【本日のインタビュアー】
小林えみ
1978年生まれ。マルジナリア書店店主・出版社よはく舎代表。https://yorunoyohaku.com/
【クレジット】
配信日:2025年8月25日(月)
ホスト:内沼晋太郎
動画編集:久木田友希
テロップ校正:遠藤悠莉
制作スタッフ:西尾清香、神谷周作(バリューブックス)
ご連絡、ご依頼はメールにてお願いします。
the.book.channel.2023@gmail.com