
☆イントロダクション
楡周平の同名小説を、宮藤官九郎脚本で映画化したヒューマンコメディ。リモートワークを機に、三陸の物件にお試し移住をした釣り好きの青年が、地元住民たちとの交流を通して、地方の過疎化や震災などの問題に向かい合う。監督は『正欲』の岸善幸。主演は菅田将暉。共演は井上真央、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、小日向文世、中村雅俊ら。
☆あらすじ
2020年。コロナ禍によるロックダウンでリモートワークが広まる。大企業に勤める釣り好きの晋作は、コロナ禍を機に三陸の海に近い家賃6万円の物件でお試し移住を始める。仕事の合間に釣りを楽しむ晋作だったが、よそ者に戸惑う地元住民との距離感に戸惑う。
☆スタッフ&キャスト
監督 / 岸善幸
出演 / 菅田将暉
井上真央
竹原ピストル
山本浩司
好井まさお
藤間爽子
茅島みずき
白川和子
ビートきよし
半海一晃
宮崎吐夢
少路勇介
松尾貴史
三宅健
池脇千鶴
小日向文世
中村雅俊
☆監督紹介
1964年、山形県出身。早稲田大学卒業後、映像制作会社テレビマンユニオンに入社。テレビバラエティやドキュメンタリー番組を手がけた後、ドキュメンタリードラマの演出をスタート。東日本大震災で津波の被害を受けた人々の再生を描いた「ラジオ」(13)は、国際エミー賞のテレビ映画部門にノミネートされた。『二重生活』(16)で映画監督としてデビュー。寺山修司の小説を映画化した『あゝ、荒野』(17)では主演に菅田将暉とヤン・イクチュンをむかえた。同作で第60回ブルーリボン賞作品賞、第30回日刊スポーツ映画大賞作品賞、第42回報知映画賞作品賞ほか多数の賞を受賞。『前科者』(22)では犯罪者の社会復帰の難しさ、第36回東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞を受賞した『正欲』(23)では多様性の光と影を描いた。一貫して阻害された人や異端とされる人々の生き様にフォーカスしている。