
近い親族を見送る人生初の経験について「自分の人生の最終回を見たような気がする」と言葉にするしーちゃん
大切な人とのいつか必ず訪れる「別れ」を実感した今、あらためて、自分の生き方について向き合うしーちゃんに対して博士から挙がった提案は「こだわってみる」
世界で一番大切な自分のために、今、あなたは何をやってあげたいですか? 自分に、何をやらせてみたい、やらせてあげたいですか? そのことに、あなたはどこまで、どうこだわらせ(こだわり)ますか?
「あなた」について、さらに丁寧に、深く、向き合ってあげていただけるお時間になれますと幸いです
ー 作品紹介文 ー
イラストは、玄関を舞台にした、私のお気に入りの赤い靴下です。
収録後、今日という1日がワンポイント楽しくなるように、自分の身の回りの持ち物をこだわってみるところから取り組みました。
元々、私は身なりへのこだわりが強い方ではなく、最低限の機能が備わっていればいいと思っていたことがありました。
しかし、自分の生きる活動(生活)を大切にすることは、「細部にこだわること」や「自分しか見ていないときにどの選択肢を取るか」ということではないかと気づきました。
化粧品やかばん、靴など、人目につきやすい長く使うものが自分のお気に入りだとテンションが上がります。一方で、「靴下」は、着る服によっては人から見られないかもしれない。でも、自分の手で〝いろんなところへ連れて行ってくれる足を包む靴下〟を毎日選んでいることを自分は知っている。この靴下選びが、自分の大切な毎日を織りなす1歩なんじゃないかと感じました。
普段は、人に見られないだろうと思って、毛玉がたくさんついていても気にせず履いていた靴下。その靴下を、お気に入りのものに変えてみると、自分と丁寧に向き合った気がして、とてもいい気持ちになりました。
靴下選びから始まった「自分のご機嫌こだわり探し」を引き続き楽しんでいきたいです。